陸上スパイクの替えどきはプレートが柔らかくなったとき
こんにちは!ユウジです。
今回がブログ100記事目で個人的には嬉しいのですが、
お祝い的な内容ではなく、スパイクの話の続きです。
皆さんは陸上スパイクの交換時期をどうとらえていますか?
- 穴が開いたら
- 新しいシーズンになったら
- 足が痛くなったら
いろんなことを考えて、
「そろそろ交換時期だな」と思って新しいスパイクを選んで買いに行くと思います。
- もちろん様々な考えがあっていいと思います。でも、
「そろそろ交換しようかな」 - 「でももうちょっと使えそうだし」
- 「うーん」
と迷うことがあると思います。
今回の対象者は、スパイクシューズのかえどきがいまいちわからない人です。
このブログを読んでもらえれば、かえどきがわかります。
シンプルなテーマです。
早速結論です。
ベストなスパイクの交換時期は、「プレートが柔らかくなってしまったとき」です。
順をおって説明します。
スパイクシューズの命はプレート
出典:ミズノHPより
プレートとは
プレートは、スパイクの足の裏の前半分程度についている板です。
走る動作では、このプレートが接地しているときは曲がり、地面を離れる瞬間に伸びます。
そして陸上競技のスパイクは、プレートがかたく作られています。
簡単にいうと、跳び箱の踏切板のようなイメージです。
かたければかたいほど、沈むために力がいるけれど、そのぶん上に高く跳べることをイメージできると思います。
陸上競技のスパイクは踏切板のようなもので、上に跳ぶかわりに前に跳びます。
プレートが命
スパイクシューズのプレートは命です。なぜなら、これによってタイムの良し悪しが決まってくるからです。
陸上スパイクを交換した後は、跳ねるように走れるときがありませんか?
僕はしょっちゅうあります。
これは、新品のスパイクシューズを履いて心も体もウキウキしているから・・・
ではなく、以前のスパイクよりも新しいプレートで走っているから、です。
やや適当な話ですが、たとえめちゃめちゃ気分が沈んでいるときに新しいスパイクシューズを履いて走ったとしても、
跳ねるように走れますので、疑い深い人は試してみてください。
ではプレートの寿命はどれくらいか?
これはなんともいえないのですが、僕はハードル込みで10000mだと思っています。
これは完全に個人の話なので、参考レベルになりますが、10000mの根拠は、僕は試合と練習でスパイクを使い分けており、試合でしか使わないスパイクのプレートがやわらかくなるまでに走った試合の距離が、ハードル込みで約10000mだったからです。
- 体重が軽いより重い人
- タイムの速い人
- ハードルをやる人
はプレートにかかる負担もでかいです。
寿命がきたと判断するのは
- いつもよりもプレートが柔らかいと感じる
- いつもよりもプレートが曲がる
- 裸足で接地している感覚に近くなった
- いつもよりもひざ下のどこか(すね、足首、土踏まず、指)が痛い。
- 買ってから練習で使い、半年以上経過している
これは違和感が頼りになります。
余談ですが、僕はスパイクを買って1か月で土踏まずを痛めて、半年くらい痛いことがあります。これは1か月でプレートを壊したのではないかと思っています。
スパイクシューズは地面から反発を最大限もらう構造になっている
出典:アシックスHPより
出典:ミズノHPより
スパイクシューズはかかとの高さがないハイヒールである
スパイクシューズをよく見てもらうと、角度がついていることに気づきます。これは、前にスムーズに進むために、傾斜がついています。常に背伸びをして走るようになります。
そもそも走るときはかかとがつかないので、これを想定した構造になっており、従ってプレートのみで接地することになるわけです。
女性のハイヒールと同じです。女性のハイヒールは、前に体重がかかり、足の負担が強いです。女性のハイヒールはより美しく見せるもの、陸上スパイクもまた足にやさしい履物ではなく、より速く走るためのものです。そのための構造になっています。
痛み・ケガには要注意
なので、足の痛みにはじゅうぶんに注意しなければなりません。足を優しく保護するのが目的なシューズではないからです。
- レスト時間にはスパイクを脱ぐ
- 1時間に1回はスパイクを脱いで足を休ませる
- 以前使っていたスパイクをとっておき、たまに履くことで今のスパイクとの違いを認識する
- 痛みが継続するときは、思い切って使用を中止する
- 使用を中止したスパイクは、そのシリーズを含めて次は買わない
足を大切にケアしながら走っていくことが重要です。スパイクはふつうの靴と違って、速く走れる代わりに足を痛めやすいというやや諸刃の剣な面があります。プレートの反発はハイヒールを履いた足で受けるので、もっとも速く大きな力が足にかかることになるからです。
足の痛みがあるとき、スパイクのせいなのか、これ以外のせいなのかは、以前使っていたスパイクを履いて比較すればわかります。以前使っていたスパイクを捨てずにとっておくことが大事です。
まとめ
今回のまとめは、結論と同じで、
ベストなスパイクの交換時期は、「プレートが柔らかくなってしまったとき」です。
また、足が痛いときは、最悪新しいスパイクの使用を中止しなければならないこともあります。これを決めるためには、以前使っていたスパイクを捨てずにとっておきましょう。