【賢く生きる】経費を計算して節税しよう! *17歩
こんにちは!ユウジです。
先日、開業届、青色申告申請書、会計書についての話を記事にしました。
今回は、実際に開業届・青色申告申請書を提出した人向けに、そのときの経費の考え方と節税について記事にしていきたいと思います。
まとめとしては、
事業を行ったり継続するために必要な費用である経費は、適切に申告することで節税ができ、考え方としては事業との関連性を説明できることが大事
ということです。説明していきます。
経費とは
事業を行ったり継続するためにかかる費用
言葉通りです。事業を行うには何かしらのお金がかかることがほとんどです。
事業に関連していなければならない
つまり、事業によってこれは経費なのか経費でないのかが違うということです。
例えば、芸能人なら
- 美容室代
- 化粧品代
などが当然事業に関わってきますので、経費にできますが、
ウーバーイーツをやっている人でしたら、美容に関する費用は事業とは無関係ですよね?
でも、自転車代ならどうでしょうか。
芸能人の事業に自転車は関係ないですが、ウーバーイーツの事業なら、自転車は密接に関係があります。
このように、事業に関連する費用が、経費ですので、事業によって違うということです。
家事按分について
自宅で事業をする人にとって、生活するための自宅を維持する費用と、事業をするための自宅を維持する費用とでは、
これが経費、これが生活費、と分けられないことがあります。
この場合、何割を事業、何割を生活費として経費を計算することを、「家事按分(かじあんぶん)」といいます。
「個人事業主なら生活費のすべてを経費にできる」と書いているブロガーの方がおりますが、これは間違いです。
税理士ユーチューバーの大河内薫さん、HIROさんとも生活費は全額は経費にできないと発言されています。
家事按分として何割かを経費にできる生活費は、
- 家賃
- 水道光熱費
- スマホ代
- インターネット使用料
などです。洋服代・1人で食べる飲食費に関しては、基本的に経費にできません。
家事按分は面積や使用時間によって個人事業主が計算しますが、この割合に明確な理由があることが大事です。
経費の種類
コピペです。僕が月1回以上経費にしているものをマーキングしますね。
- 給与
- 地代家賃
- 減価償却費
- 荷造運賃
- 水道光熱費
- 通信費
- 旅費交通費
- 広告宣伝費
- 接待交際費
- 損害保険料
- 消耗品費
- 外注工賃
- 貸倒損失
- 修繕費
- 福利厚生費
- 雑費
- 専従者給与
- 専従者控除
- 租税公課
- 利子割引料
経費を計算するメリット
経費をきちんと計算すれば、所得税を節税できる
経費を計算する目的:所得税のルールに則って手元に残る資金を少しでも多く残すこと
- 日本の所得税の計算方法は累進課税制度
- 事業所得は確定申告で納税する
所得を計算してから納めるべき税金の額が確定します。
所得の計算式は、
収入(売上)-経費-控除=所得
所得の金額に応じて0~45%の税金がかかるので、必要な経費を適切に計算できれば、所得を減らすことができ、結果節税につながるという計算式です。
- 経費を増やせば節税になりますが、儲けが減ります。
手元に残る資金を少しでも多く残すことが目的ですので、経費になるかならないか、を考えて計算していくことが大事です。
控除についても同じことが言えます。
経費について考え、計算し、確定申告する
領収書・レシートを捨てずに集める
何かを買ったときの領収書・レシートを捨てずに集めておきます。そして、
「あっ、これは経費として計算できたのに捨てちゃった、、」
という状況を予防します。
※出金伝票を書けば領収書がなくても経費の証拠として保管しておいて良いですが、税務調査が来たときに、これが多いと怪しまれるそうです。
週一くらいで会計ソフトに入力する
複式簿記となると有料の会計ソフトがいいと思います。
エクセルでもできると思いますが、時間単価を考えると有料会計ソフトが効率的です。
有料ソフトは、
- やよい
- マネーフォワード
どちらかとなりますが、僕は友達が使っているということで、やよいにしました。
年間15000円くらいです。もちろんこれも経費として計算しています。
最初はめんどくさいのですが、週一くらいでこまめに入力していけば、癖がついて経費についても考えが深まります。
これは事業に関連する費用か、税務調査が来たときに熱く説明できるか、を考える
税務調査が来たときに、実際に尋ねられるのは
- どこから使った資金か?
ではなく、
- 経費を正しく計算できているか?
です。資金の出所を尋ねたところで、回答が得られても納税額を増やせる訳ではないからです。
経費について尋ねられた時に、
「こういう理由で事業に関連します」
と説明できることが大事です。
税務調査の方は税金のプロですが、私たちの事業のプロではありません。
「自分の事業にこれが必要なんだ!」
と熱く説明できることが大事です。
確定申告をする
確定申告は、1月15日~3月15日までです。経費、控除、売上から所得の額を計算し、納税額を確定申告をすることで、前年の所得と納税額が確定します。
※前年の納税額が15万円を超える人は、予定納税制度といって、7月、11月に納税をする必要があります。これは義務です。
まとめ
看護師時代は気にも留めませんでしたが、制度としては複雑な税金も、お金が戻ってくると考えれば勉強する価値ありだと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
参考
税理士ユーチューバーヒロさん:「これは経費で落ちません!【経費って何?節税と脱税の境界線とは?】
税理士ユーチューバ大河内薫さん:「現役税理士が教えるフリーランス1年生のための税金と確定申告!開業前からすべきこと領収書管理」