看護師になりたいけど【血が苦手】進路を悩んでいるあなたへ
こんにちは!ユウジです!
今回は、看護師の進路を選ぼうかどうか迷っている人に対してのメッセージです。
その中でも、「他にもやりたいことがあって迷っている」という人よりは、
「注射怖い」「他人に注射をできる気がしない」「血が苦手」「患者の命を守れる自信がない」という看護師のイメージを描いている人向けです。
「他にもなりたいことがあって迷っている」という人は、自分の人生でなにをやりたいかどうか、あとまわしできるか、リスクとメリットを考えて、決めて頂けたらと思います。
看護師になろうと考えている人は、
- 中学生
- 高校生
- 大学生
- 社会人
全ての年代の人がおり、様々なことを思い描いて、看護師になろうと決心をして看護学校へ入学します。
しかし、看護師になることへの関心があっても、
- 注射ができないと思う
- 血を見ることが苦手
- 患者の命を守れる自信がない
という看護師の仕事へのイメージから、看護師になることを諦めたという話をよく聞きます。
ぶっちゃけた話、これらのイメージが進路を選ぶ段階にあっても全然大丈夫です。
それよりも大事なのは、
- 誰かをケアしたい気持ちが少しだけでもあること
です。
今回は、血が苦手でも看護師になれるので、順に説明していきます。
看護師になりたいけど、【血が苦手】→大丈夫です!
赤い風景
血が苦手でも慣れることができます、というのが結論ですけど、経験すれば慣れるから大丈夫という短絡的な結論ではないです。
説明していきます。
【血が苦手】で気分が悪くなる「迷走神経反射」について
【血が苦手】な正体、迷走神経反射について
ホラー映画、お化け屋敷、ジェットコースター、血をみる、高所恐怖症など、いわゆる「血の気が引く」体験など、「血の気が引く」という言葉があります。
なんとなく冷たい感じ、顔面蒼白、気分が悪い感じ、フラフラする感じです。
これ、本当に脳の血が減少している生理現象で、迷走神経反射といいます。血はもちろんなくなってなどいるわけではなく、足にたまります。
迷走神経反射についてわかりやすい記事をみつけました。クリック
脳に送られる血が減少するから、気持ち悪さを感じます。
人間はストレスを感じると、交感神経が優位になります。正常を保とうとし、その反動でストレスを軽減しようと副交感神経が優位になります。
これで血管が開いて血圧が低下し、脳に血流がまわりにくくなって気が遠くなったり気を失ったりします。一過性の貧血みたいなものです。
迷走神経反射が強い人が血が苦手だとインプットしてしまう
この迷走神経反射の強く出る人が、世の中に一定数います。
つまり、ホラー映画とか血を見たとか、ジェットコースターだとかで、一種の非日常の恐怖体験で、迷走神経反射が強く出てしまい、気を失わないまでも、気持ち悪くなってしまう。
そして、この気持ち悪さを、トラウマ的に自分がホラー映画なり血を見るとか、ジェットコースターが苦手なんだとインプットしてしまうということです。
迷走神経反射は、慣れれば大丈夫・慣れるから大丈夫・慣れなくても大丈夫
慣れるから大丈夫、ってけっこう乱暴な書き方だと思っていますが、血が苦手でも慣れることができます。
採血で失神した人のブログで、「ベッドで採血する」「看護師に話しかけまくる」「目をつぶる」これで採血を克服してます。
この人は、採血で失神しないためにどうすればいいかをめっちゃ考え、まず「私は採血が苦手です」とアピールをしています。
血が苦手な医師の話では、失神しなければ大丈夫。失神するなら血液を扱わない科に配属になればいい、という話です。
人間は慣れる生き物です。血を見るのが苦手でも、慣れることができます。
そして、目標に向かって努力ができる生き物です。なので、血を見るのがいま苦手でも、大丈夫です。
お化け屋敷が苦手でも、お化け役としてお化け屋敷の中でお化け役の人と働いたら最初は苦手でも慣れますよね。ホラー映画が苦手でも、映画の内容を事前に知っていたり、人がたくさんいる明るい部屋で見ていたら暗い部屋よりは怖くないですよね(ネタバレしててつまらないと思いますが)。病院も同じです。経験によって慣れることができるし、頼れる仲間がたくさんいるから大丈夫です。
慣れなくても大丈夫は次項です。
看護師になりたいけど【血が苦手】慣れなくても大丈夫
血が苦手なら血を扱わない職場で働けば大丈夫
また、たとえ克服できなくても、注射と同様に、採血や出血に関わらない診療科や病院で勤務をすれば、血液を見ることはないです。
すり傷程度の手当はしますが、自分のすり傷・切り傷程度なら大丈夫ですよね。
回復期リハビリテーション病棟や、訪問看護ステーションなどがこれにあたります。
血が苦手でも血液を扱う仕事はほんの一部 看護師になりたい気持ちを大事にして!
僕が言いたいことは、血を見るのが苦手であっても、看護師になる道を諦めないでほしいということです。
ここの結論は注射と同じですが、血液を扱う業務は看護師の仕事の一部で、メインでは全然ないということです。
看護師のメインの仕事は、患者の24時間の日常生活が成り立つように、患者をよく見て(観察し)、ケアを実施し(介入し)、患者家族に健康面の指導を行うことです。
世間的には看護師=採血をする人というイメージがありますが、これは看護師の技術の1つでしかなく、メインは患者の日常生活への介入にあります。世間のイメージを覆すのは容易ではありませんが、僕のブログをたまたまでも読んでもらった人は、これを認識してもらいたく思います。
まとめ
赤いカボチャ
看護師の進路を考えているけど、血を見るのが苦手な人に対して、看護師の道を諦めないでほしいという内容で記事を書きました。
理由は、
- 非日常体験で迷走神経反射を起こし、恐怖感がインプットされているわけなので、非日常体験に慣れたら大丈夫
- 自分なりに慣れる方法を考えればちょっとずつ慣れることができるから大丈夫
- 実際に仕事をしていると慣れるし、仲間もいるから大丈夫
- 血液を扱う業務は看護師の仕事の一部でしかないから大丈夫
- 血液を扱わなくて済む看護師の職場があるから大丈夫
最後までお読みいただき、ありがとうございました。よかったら、他の記事もご覧ください。
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看護師になりたい、これから看護師を目指そうか悩んでいるあなたへ、あまり世間に知られていない、看護師についての内容をまとめ記事にしました。看護師になりたいけど、「注射をする」「血が苦手」「患者の命を預かる」など、自信がない人でも、大丈夫です、看護師を目指せます。看護師に関心を持った気持ちを大事にしてくださいね。