看護師の【夜勤明けで衝動買い】とストレスの関係 *30歩

看護師 看護師の働き方

こんにちは!

看護師タレントのユウジです。

皆さんは、夜勤明けの仕事が終了した後の活動について、行動パターンはありますか?

神奈川時代の僕は、

  • 鉄板:KFC/サブウェイ/すき家でご飯を買う → 帰宅し録画していた番組を見る → 12時に寝る → 16時には起きて陸上の練習
  • たまに:夜勤チームでデニーズへ行っておしゃべり
  • たまに:感染ラウンド(´;ω;`)
  • レア:関西旅行で友達に会いに行く

でした。また、神戸に来てからの夜勤明けは、朝ご飯が支給されたので、どこかに寄ることもなく、買い物も家に帰ってYouTubeを見て寝る という記事にしてもつまらないことをしていました。

今回は、看護師あるあるでよく言われる、

「夜勤明けでショッピングをすると衝動買いしてしまう」ことについて、「ストレス発散」という切り口で記事にしていきたいと思います。

夜勤に関連するストレス:睡眠についてのストレスが大きい

身体面:休息・睡眠のリズムが乱れる

人間は、やはり朝起きて太陽の光を浴びて活動を開始し、夜には休む生活が基本となっている生物です。
夜勤中に仮眠時間があったとしても、日常生活での睡眠時間には到底至らないかと思います。生物として休むべきときに労働をするということになるので、活動量に対して休息が少ないという状態になります。つまり、身体的ストレス>ストレスを解消するための休息という図式になります。
一方で、積極的にケアを行うということは日勤に比べて少なかったり、歩数は日勤での勤務よりも少なくなるので、身体活動量は日勤より少ないことが多いと思います。

精神面:睡眠時間が減る/プレッシャーは少ない?

睡眠時間が減ると、

  • イライラする
  • うつっぽくなる
  • 不安感が増す

など、精神面でのマイナスの影響があります。ただし、当たり前ですが夜勤は日勤のように朝早く起きる必要がないので、前日の睡眠時間は確保できます。
また、日勤と比較して、

  • スタッフのメンバーが少ない
  • 時間に縛られることが少ない
  • 夜勤時に看護師は急がずにゆったり勤務しようとする傾向がある(現場の肌感です)
  • 上司からのプレッシャーがない

ということがあげられます。
これも現場の肌感ですが、「急変が起きたら対応できる自信がないから不安」<「メンバーが少なくて座れる時間が多く、ゆったり勤務できるから楽」です。
そもそも、患者の状態変化が起きたら担当医に電話をかけたり、急変が起きたら院内救急コールをしたり、夜勤師長を呼んだり、など応援を依頼することができます。さらに、それに夜勤看護師が気づかなかったり対応を間違えるのは、現場の看護師だけの責任だけではなく、システムや管理体制の責任もあります。プレッシャーや責任感を感じすぎると持っている力を発揮しづらくなります。プレッシャーが少ないということは良いことだと考えます。

経済面:プラスしかない

看護師の給与は、夜勤手当の分だけ一般企業のサラリーマンや他の医療職種よりも高めです。

  • 国家資格を持って仕事をしている
  • 夜勤をやっている

夜勤をやっていない職種・国家資格が関係しない職種よりも多くもらえるのは当たり前です。

夜勤明けで精神的ストレスを発散するために、手当もあるし衝動買いをしてしまう

  • 夜勤明けで精神的ストレス発散させたい + 夜勤手当をもらえる → ショッピングして衝動買い

という仮説です。簡単に言うと、「頑張った自分へのごほうび」と言うとしっくりきますよね。
多少高価でも、夜勤手当もつくし、ストレス発散ができれば、楽しくハッピーに生きていけます。
十分に稼げていれば、精神面も充実させたいと思うのが現代人ですので、夜勤明けでついつい衝動買いをしてしまう、のだと考えます。

時間・地理的にもショッピングモールに立ち寄りたくなる

しかも、夜勤の終了時刻は9時前後ですから、少し残業したり、着替えて一息つくと10時です。
ショッピングモールは10時開店のところも多く、大体駅に近いところにありますし、開店時は平日なら空いてます。
これはもう、「夜勤明けの看護師さん、ぜひぜひ買ってくれ」と言っているようなものです。

身体的なストレスは休息しないと回復しないので休んでね

当然、身体的なストレスは、休息しない限り回復しないので、ショッピングをしたらきちんと休んでくださいね。

参考文献(リンクをクリックするとPDFダウンロードが始まります)

大重 育美, 山口 多恵, 綱分 憲明, 中島 充代, 峰松 和夫, 井口 恵美子.(2014).夜勤後の疲労の変化に影響する要因を探る : 二交代勤務者における身体活動量,自覚的疲労度の変化.木村看護教育振興財団看護研究集録,21,9-17.

緒方 文子,鳩野 洋子,野津 昭文,(2018).5 日間連続夜勤における疲労とストレスの変動.日本職業・災害医学会会誌 ,66(6),492-498.