【注射怖い】看護師になりたいけど他人に注射できる気がしない人へ
こんにちは!ユウジです!
今回は、看護師の進路を選ぼうかどうか迷っている人に対してのメッセージです。
その中でも、「他にもやりたいことがあって迷っている」という人よりは、
「他人に注射ができない」「血を見るのが苦手」「患者の命を守れる自信がない」という看護師のイメージを描いている人向けです。
「他にもやりたいことがあって迷っている」という人は、自分の人生でなにをやりたいかどうか、あとまわしできるか、リスクとメリットを考えて、決めて頂けたらと思います。
看護師になろうと考えている人は、
- 中学生
- 高校生
- 大学生
- 社会人
全ての年代の人がおり、様々なことを思い描いて、看護師になろうと決心をして看護学校へ入学します。
しかし、看護師になることへの関心があっても、
- 注射ができないと思う
- 血を見ることが苦手
- 患者の命を守れる自信がない
という看護師の仕事へのイメージから、看護師になることを諦めたという話をよく聞きます。
ぶっちゃけた話、これらのイメージが進路を選ぶ段階にあっても全然大丈夫です。
それよりも大事なのは、
- 誰かをケアしたい気持ちが少しだけでもあること
です。
まずは注射を実施することについて、できないと思ったり抵抗感があっても大丈夫な理由を説明します。
看護師になりたいけど【注射怖い】→人の痛みがわかるあなたなら大丈夫です!!
救急箱
- 人の痛みがわかり、配慮することが注射よりも大事
- 注射は技術的な方法が確立されている
- 注射が痛い看護師と痛くない看護師がいる違い
人の痛みをわかることが大事
注射
人に痛い思いをしてもらいたくないという気持ちは、看護師向き
注射ができないと思う人は、人に能動的に痛い思いをさせたくないと考えている人だと思います。
これって看護師だけでなく現代社会で大事なことだと思います。
いまの日本社会は、人を傷つけても平気な人、目的を達成するために手段を選ばない人、ハラスメントをする人、自分自身のために他人に痛い思いをさせる人がたくさんいます。
その中で、人を傷つけたくない、痛い思いをしてもらいたくないと思うのは、善悪でいったら善です。
これは患者のとらえ方を重視することにつながる、よい考え方だと思います。むしろ看護師やケアをする仕事をする姿勢として正しいと思います。
注射の目的
これは願いですが、注射とこれを混同して考えないでほしいです。注射は、「注射を受ける人の検査や治療のために、一時的に痛みを伴う針を刺す医療処置」です。
医療者が注射をしたいから注射をするのではなく、患者の治療・検査という目的があるので、注射という行為ではなく、目的を少し考えてもらえたら、注射に対する考え方は変わるかもしれません。
看護師は、患者がうける身体的・精神的負担が最小限になるように配慮する人
それに、看護師は「みんな患者に痛い思いをさせても平気でいる人」だと思いますか?
もちろん答えはノーです。
看護師は、「患者に医療的に必要なことを、患者がうける身体的・精神的負担が最小限になるように配慮し、実践する人」です。
注射は痛い行為だけど、
- 注射前:痛いことや注射の必要性を説明する
- 注射時:注射をするときの患者の表情を観察する
- 終了後:にねぎらいの言葉をかけ、お礼をいう
このような配慮を看護師はしています。
看護師になりたいけど【注射怖い】技術的に確立されている方法なので大丈夫!!
注射針
注射は技術的に確立されている
針を扱う自信がないと思う人もいるかもしれません。
採血にしろ点滴にしろ、注射にしろ、針を患者に対して使う業務は、全てこのようにしなさいよという技術が確立されています。
ですので、日本の看護師は同じ手順で注射を実施します。
針を扱う学習環境
さらに最近は、採血腕モデルという、実際に人の腕の形をした合成樹脂でできた腕があり、人相手ではなくても注射の技術を学習することができます。そのかわり、学生同士、看護師同士で採血の練習のために採血をすることは、保険がきかないのと物品の不適切使用として禁止です。
ここで言いたいことは、看護学生誰でも一定水準の技術まで到達できるということです。
【おまけ】注射が痛い看護師と痛くない看護師がいる違い
採血
実際に注射が痛い看護師と痛くない看護師はいる
これは余談ですが、注射が痛い看護師と痛くない看護師がいるのは事実です。この違いは、
- 血管の選び方の上手い下手
- 迷いがなく的確にさせるか
- 瞬間的な集中力
- 痛くない採血を経験的に研究しているか
です。一定レベルの技術には到達しますが、それ以上はセンスと自己研鑽になります。
日々痛みを最小限にできる注射を考えているかどうかが大事です。
病棟では注射の上手い下手よりも、患者に向き合う態度が大事
健康診断の採血では、採血の上手い下手がその看護師の評価にダイレクトにつながってしまうのですが、病棟では採血1つで患者に嫌われることはありません。患者は、それよりも
- 看護師の態度は患者に向き合っているか
- 自分(患者自身)の話・訴えをちゃんと聞いてくれるか
- 笑顔かどうか
- 清潔ケアや移動の援助が上手かどうか
こんなところを見ています。看護師と接したときの患者の気持ちは、もっとトータル的な信頼関係で決まるので、採血だけでは決まらないというのが経験から言い切れます。
まとめ
- 注射は痛いが、その気持ちに配慮することが大事
- 注射の目的やメリットを知ると
- 注射の技術の学習環境は整えられている
- 患者との信頼関係構築には、注射の上手い下手よりも患者に向き合っているかが大事
注射は看護師の仕事のほんの一部でしかなく、注射ができなくてもできるようになるから大丈夫という結論になります。
もし注射の練習をしたり、看護師の仕事をしている中で注射がどうしても苦手、先端恐怖症だ、できないという状況にいる方がいたら、注射業務に関与しなくてもよい勤務先もあります。この場合、勤務場所がかなり限られてしまいますが、回復期リハビリテーション病棟や訪問看護ステーションなど、注射をしなくてもよい職場があるから大丈夫です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。よかったら、他の記事もご覧ください。
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