【授業態度にイライラ】看護学生の同級生への悩みについて *10歩

看護学生 看護師

看護師仲間が受けた看護学生からの相談について、看護学生の授業態度と仲間づくりへの悩みを持っている方もいらっしゃるかもしれないので、僕なりの考えを展開していきたいと思います。

相談内容

看護専門学校1年生です。私のクラスでは、授業中に何人かは隠れてスマホをいじってます。私はそれをみるとイライラするし、授業後に先生の陰口を言っている人が何人もいます。勉強は楽しいけど、休憩時間は陰口を聞きたくないから、教室を出て過ごしています。そのため、クラスに友達ができていません。一度仲良しグループに入ったこともありますが、先生の陰口が陰湿だったので抜けました。どうしたら、この悩みを解消できるでしょうか。

回答・結論

他人に期待することを辞める。

説明していきます。

まず、あなた自身は迷惑を受けていない

価値観が違うととらえる

質問者さんはスマホをいじっているのを「見た」り、陰口を「聞いた」りすることにイライラしています。おそらく心のどこかで、これはいけないことだ、ありえない、などと思っているのだと思います。でも、それは質問者さんが勝手に作り上げた理想であり、それができていないことにイライラしてもしょうがないです。なぜなら、

他人を自分好みに変えることはできないから、他人に何かを期待しても何も変わらない

授業、講義の目的は学習なので、これを邪魔された、つまり実害を受けているなら、質問者さんの意見は100%正しいし、他の学生は悪です。でも、スマホや他人の陰口は、目的を達成する邪魔をされているわけでもない。つまり、質問者さんの価値観によるところが大きいってことです。

おそらく、質問者さんは、看護学生はこうあるべきって思ってるから、理想と現実の間で悩むんだと思います。まじめでいいですね。

仲間がほしいけど、陰口の輪には入りたくない

まず先生の能力や魅力が足りているのか?という視点が欠けています。本当に陰口なのか?ということも一考の必要があると思います。

そのうえで、仲間がほしいけど陰口の輪に入りたくないという質問者さんの思いが垣間見えます。陰口を言わない仲間や友達がほしいと。

でもね、人間は、

正しいことを正しいと言う人よりも、思いを共感してくれる人が好き

なので、「仲間がほしい」「陰口の輪に入りたくない」 は、どちらかしか選べません。

コントロールできるところ=自分自身 についてはコントロールを心掛け、

コントロールできないところ=他人 については諦めて線引きを行う

これが、悩みに立ち向かう考え方で重要だと思います。

あなたが楽に考えられるために

陰口を言う事は悪い事 と思っていませんか?

陰口=悪 が短絡的すぎるという意味です。先生の授業の質、陰口を言う人の精神状態、それに同調する人の精神状態、陰口の度合い、など、これが悪かどうかはわからない、ということです。また、陰湿って表現は強いな、と思いました。陰口を毛嫌いしていらっしゃいますね。

おそらく、

「標的が自分じゃなくてよかった」

と安心している人もいるでしょうし、

「先生を悪く思わないけどクラスメイトとの人間関係も大事だからここは陰口に乗っておこう」

と陰口<人間関係とする人もいるでしょう。

なぜだか陰口はいい意見よりも共感を得やすいので、こう考えると自分にマイナスなものだらけでもないです。

たぶん、悪いと思うことは大体皆さんで統一されていて、良いと思うことは人によってバラバラなのではないかと思っています。

陰口がいいって言っているわけではないです。自分が楽に学校や人間関係をとらえるためにはどういう考え方がいいか?

という話です。

人を傷つける誹謗中傷は、次元が違う問題ですので、また別の機会で取り上げたいと思います。

まとめ

他人が自分の理想通りに行動してほしい、と期待するのは辞めましょう

  • 他人を変えることはできない
  • コントロールできるのは自分だけ
  • 楽にとらえられる考え方を学ぼう

応援しています。