【看護師をやり直したい】不安な点を明らかにしましょう

看護師 看護師の働き方

こんにちは!「人に優しく、人を楽しませる」コミュニケーションが信条で、日本を、世界を癒しの力で包み込みたい看護師タレントユウジです。

このブログでは、病棟、高齢者介護施設、新型コロナウィルス軽症者宿泊施設、訪問看護ステーション、大学院生、教員、派遣など、様々な場所で看護を考えてきた看護師歴10年の僕だからこそいえる内容をブログ記事にして発信しています。

今回は、看護師免許があるけど現在看護師として働いていない人、看護師としてのキャリアをリスタートしようか迷っている人向けに、記事を書きます。

この記事を読めば、こんなことがわかります

  • 看護師として働くメリット・デメリットがわかる
  • 看護師として復職する前に、自分自身の不安点がわかる
  • 不安点がわかり、対策がわかる
  • 対策がわかり、復職についての後押しや判断の糸口をつかむことができる

これらを、所長としてこういう人を採用したいという点と、実際に働いてみて自分自身に不足と感じた点を合わせて説明していきます。
よろしくお願いします。

看護師として働くことのメリットとデメリット

看護師として働くことのメリット

  • 給料が高い
  • 資格をいかして働ける
  • 仲間ができる

まだまだたくさんあると思いますが、「給料が高い」がやはり魅力だと思います。主婦でパートをしても、時給は高くても1100円程度ですが、看護師派遣なら時給1600~2200円程度であり、資格があることもあり、相場がかなり違います。
また、看護師の仲間は苦楽を共にできたり、看護師あるあるを話したりできる、普通の同僚とは一味違う付き合いになるので、ご飯に行ったりするととても楽しく話せたりします。

看護師として働くことのデメリット

看護師として働くデメリットも解説します。いいところばかりではありません。きっちり対策も立てていきます。

  • 残業がある
  • 身体的負担が大きい
  • 人間関係が悪い職場がある

まず残業ですが、僕が急性期病棟で働いていたときは、月50時間程度残業をしており、手当はもらえても、勤務日は夕食を食べることもままならない状況なこともあり、生活リズムが崩れていました。ただ、残業が多い分野と少ない分野があり、回復期リハビリテーション病棟は残業は少ないですし、デイサービス、訪問看護ステーションは残業がほとんどないことが多いです。

身体的負担の話も同時にしますが、残業が少ない職場は落ち着いている職場であるため、比較的身体的負担が少なくなります。
1日の歩数の話ですが、急性期病棟では14000歩、回復期リハビリテーション病棟では6000歩です。これだけでも身体的負担が少ない職場を選べば働きやすくなります。

人間関係については、新参者に対して優しい職場、厳しい職場があると思います。ただ、これについては、日本社会の傾向であるため、職場をかえるのは難しいのですが、転職を繰り返す、が現状ベストな手段です。(いや本当は僕の訪問看護ステーションに就職する、が人間関係の面ではベストなんですが、みんな大阪府に住んでいるわけではないですからね)

  • 長期契約にしない
  • 派遣など辞めやすい契約にしておく
  • バイトから始める

などの対策で乗り切りましょう。

看護師をやり直すときに不安な点はどこか

どちらかというと、自分のキャリアを見つめなおすことが大事で、不安を明確化することが大事です。そのうえで、対策を立てていくことが大事です。考え方は、看護師としてやり直すために現状の不安はなにか?それは対策を立てられるか?で実現できるかを考えていきます。実際にできるかどうかを考えていただけたらと思います。
僕は思い立ったら突き進んで行動してしまう人間なのですが、皆が皆そうではありません。しっかり考えてから決めたい人も多いと思います。
採用する立場、実際に現場に立つ立場として、サポートしながら記事を書いていきます。

看護技術

清拭、陰部洗浄などの日常生活援助と、導尿や浣腸、胃婁や採血、点滴などの治療の援助についての内容です。

これらはぶっちゃけ、不安があってもなくても大丈夫です。これらは、ちょっと難しくいうと精神運動領域の話で、簡単にいうと自転車に乗れるかどうかの延長上の話です。もっと簡単にいうと慣れが重要なジャンルなので、慣れてない、現場から離れてたら不安があっても当たり前です。また、研究しつくされている分野なので、ここ10年でもほとんど変更はありません。

もし初めての看護技術を行わなければならなくなったら、必ずわかる看護師を連れて2人でやります。訪問看護であってもです。新人だろうが10年目だろうが、わからないものはわからない、患者には関係ないので、安全かつわからない人がわかるようになる手段でやればいいわけです。チームワークで乗り切ります。

ただ、一般的な手順で書いてある医療用語の意味は半分以上はわかっていてほしいです。そこは慣れではなく知識の領域ですね。もしわからない単語があればググりましょう。ググるくせがあれば大丈夫です。

クライアントとのコミュニケーション

ここはいちばん重要視します。この中で重要視するのは、クライアントと信頼関係を築き、相手の立場に立った発言ができるかどうか?です。
看護師は看護学生から、患者中心の看護の考え方を叩き込まれます。患者にいちばん近い専門職が看護師です。

ただ、この考え方は世の中のサービス業でふつうに重要なことですので、看護独自の考え方というわけでもありません。対象者が患者・家族であることは特殊ですが、相手の立場に立って考え、発言するということは、普通の考え方です。ときには自分の意見よりもクライアントの意見を尊重しなければなりません。

ただ、ここに不安がある人は、大丈夫な人かな、と思います。ここで大事なのは、相手の立場に立って考えようと努力することです。不安がないという人の方が疑ってしまうかもしれません。なぜなら、自信がある人はきつい言い方をする人が多いからです。それがクライアントに合わないときもあります。

職場の人間関係

ここがいちばん不確定要素が大きいです。患者の重症度が高いほど、人間関係がギスギスしてくるんじゃないかと思いますが、僕はデイサービスでも介護士の人に怒鳴られたことがあります(そのときはパワーハラスメントとして報告し謝罪を受けました)。

転職はガチャだ、と僕の友人は言います。いやなたとえですが、その通りです。
チームワークが看護師の仕事の中で重要なのに、それが逆作用することは患者満足度、職場満足度、幸福度、自己肯定感すべてが低下します。

前述したように、バイトから始めたり、1か月毎に契約更新するようなやり方がよいかと思います。期待しないのも考え方としてよいです。

解剖生理・病態生理・薬理

病態生理は勉強したかどうか、経験年数よりも勉強して患者を看たことがあるかどうかで幅がかなり広くなる内容だと思います。
これも、わからないことをわからないままにしないことが大事です。ググるのが大事。

看護過程

看護過程は、特殊そうで実は特殊な考え方ではありません。PDCAサイクルなので、一般企業でもやっています。ヘンダーソンの13項目だとか、NANDAやロイなど、枠組に当てはめるとやや特殊になりますが、情報→解釈→計画→実践→評価→、、、のサイクルは、普通です。
ここでは実践で患者に対して行うケアが関わってくるので、患者の安全性が保たれるケアを提供する必要があります。ですので、内容を根拠を持って話せる、という考え方と態度があれば大丈夫です。

医療制度の理解

2年ごとに改訂されてますが、患者の直接的なケアにすぐに影響しないので、ぶっちゃけ不安でも全然大丈夫です。

看護師をやり直したい 大事なことは

自分の不安な点を明確化するのが大事

面接を受けるにしても、派遣バイトをするにしても、まずは自分自身の状況をわかっている必要があります。

  • 漠然とした不安がなくなる
  • 対策が立てられるものと立てられないものがわかる
  • 面接のときの不安事項、懸念事項として話せる
  • 自分自身をわかっている人だと暗にアピールできる
  • 就職できた場合:就職できたということは、不安な点を理解してもらったとみなせる

まずは整理してみましょう。

わからないことはググったうえで人に聞く

まずわからないことをそのままにせず、グーグル検索して、「これはなにか?」がわからないことはなくしましょう。

そのうえで、わからなければ、ググった結果をふまえて質問することが大事です。

わからないことは人に聞く、当たり前ですよね。これがチームワークにつながります。

人間関係が悪い職場には居続けない

人間関係が悪い、パワーハラスメント、マウンティングなど、迷惑な人がいる職場は、明日にでも辞めたいところです。
精神的につらい、幸福度が下がる、自己肯定感が下がるなど、悪影響しかありません。居続けてもいいことはないので、さっさと辞めましょう。辞めづらいのが看護師の職場の最大の闇(僕のブログの94歩)なのですが、

  • バイトから始める
  • 短期の契約にする
  • 派遣でやってみる

などの対策があります。面接で話がまとまらなければ、お断りすればよいのです。

本当に看護師の仕事に復帰したいかどうか

面接では仕事をしたいと言うしかありませんが、本当のところはどうなんでしょうか。
人間の悩みは、人間関係の悩みなので、自分自身が看護師に向いている、向いていないという類の悩みは幻想だというのが僕の考え方です。職場が変われば、向いているが向いていないになったり、向いていないが向いているになったりするというこです。

はじめの一歩を踏み出すのが大変だとは重々承知ですが、やりながら考えてみるのもありだと思います。

まとめ

看護師の仕事への復帰について、記事にしてみました。クライアントを大切にすること、チームワークを大切にすること、自分自身を大切にすることについて、書いたつもりです。

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もし僕の訪問看護ステーションに興味があるという方がいらしたら、ぜひぜひお問合せください。