女性が多い職場で働く男性が気を付けた方がいい5つのこと *42歩

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こんにちは!ユウジです。
2018年に日本で看護師として就業していた人は121万人、その男女構成は、女性112万人男性9万5千人です。
男性は全体の8%ですが、この2008年には4万5千人であり、この10年間でほぼ2倍増となっています。

男性は性別的には少数派であり、病院には男性の看護師同士での飲み会が企画されていたり、地域によっては男性の看護師のコミュニティがあったりします。

僕自身の考えとしては、男女である前に国家資格を持っている看護師であり、仕事をきちんとこなすことが職場で求められる一番大事なことです。
ただし、仕事のスムーズな進行のために気遣わなければならないことで、男性特有の事柄であったり、女性が大事にしていることがあったりします。

今回は、男性の看護師に限らず、女性が多い職場で働く男性を対象に、気を付けてほしいことをピックアップして記事にしたいと思います。

気を付けた方がいい5つのこと

  • きちんと仕事の目的を達成する
  • コミュニケーションを大事する
  • 清潔感を大事にする
  • 男性である自分は少数派だと思わない
  • 男性も女性もなくフラットに接する

この5つです。順番に説明をしていきます。

きちんと仕事の目的を達成する

超絶当たり前のことです。

働くということは、端(はた)を楽(らく)にすることですので、サービスの受け手に対して何かを与えることの見返りとして、お金をもらうということです。
看護師であれば、患者に合ったケアを提供することであり、保育士であれば子供に合った保育をすること、キャビンアテンダントであれば搭乗客の安全を守ることです。

それぞれの職業にそれぞれの目的がありますが、職場で評価される人は、きちんと、あるいは毎日、仕事の目的を達成できる人です。
仕事の出来不出来によって、評判が変わるのは当たり前ですし、仕事が出来る人はよい評価をもらい、仕事が出来ない人はよい評価をもらわないことは当たり前です。

ですので、仕事の目的をきちんと達成すること、きちんと達成する態度を作ることが、大事です。
※仕事ができないからといって、暴言や誹謗中傷を受けるのは仕方がないと言っているわけではありません。仕事で結果を出すことと、臨む姿勢が大事だと言っています。

コミュニケーションを大事にする

コミュニケーションというと大きいですが、的を絞って説明します。

感想は言わず、気づきは言う

空気を読む、に尽きます。職場で男性が女性に対して、

  • ✖事例「髪の毛切ってかわいくなりましたね!ところで〇〇の件ですが~」
  • 〇事例「髪の毛切りましたね!ところで〇〇の件ですが~」

✖事例はセクハラに抵触します。女性が男性に対して信頼関係があるならまだしも、信頼関係が少ないならセクハラです。
職場で男性が女性に対して”かわいい”と言う意味がどこにあるのかわかりません。
またかわいいは主観的な感想、見た人が感じたことなので、その言葉に女性が快感を持てるか不快感を持つかは、女性がその男性に対して持っている評価がダイレクトに反映されます。
女性は褒めてもらいたいと思っている男性が世の中に多いですが、あなたに褒めてもらいたいかどうかということを意識した方がいいです。

〇事例は、髪の毛を切ったという事実を言っており、変化に気づいたことを言っています。
これは事実なので、否定しようがないし、相手に少し関心を向けたセリフになります。
これを言われた女性が嬉しいかどうかはわかりませんが、不快感をいだく場合は、声をかけた内容以外に原因があるということでしょう。

話す目的を明示する

  • 仕事上の報告連絡相談:「Aさん、相談なんですが、〇〇の件って~」
  • 挨拶・雑談;「こんにちは、暑いですね!」

仕事上の人間関係であれば、基本的には女性は応じてくれるかと思います。応じてくれないのであれば関係性か相手か自分の人格か、どこかが崩れています。

なぜ話すのかを明示した方が、話しかけられた女性にとってわかりやすいということです。そして、話がまとまったり終わりも見えやすいということです。
重要なことであれば時間をかけたいし、重要なことでなければ時間はかけたくないのが常識的な考え方ですので、話しかけた理由を明示することで「配慮できる人」「わかりやすい人」と思ってもらえます。

クローズドクエスチョンで声をかける

話す目的を明示する、に付加して、

  • 5分時間ありますか
  • ちょっと頼みごとをしてもいいですか
  • ちょっと聞いてもらってもいいですか

普通にやっている人もいると思います。クローズドクエスチョンなら、YES・NOを感覚的に判断できることが多いので、YES返答であれば、相手に聞く準備になってもらえますし、NO返答なら「また声掛けます」で最小限のタイムロスで済みます。

本当に緊急案件であれば、「緊急なので話聞いてください」とお願いすればOKです。よほどのことがない限り聞いてくれます。

きちんとお礼を言う

自分に対して時間を使ってくれた場合、自分に対してアドバイスをしてくれた場合、相手に感謝の意を伝えることは、当たり前です。

清潔感を大事にする

どうみられるか?に配慮しましょう。清潔感がなければ、女性からは直感的に距離をとられます。
僕も、電車で汗臭い人がとなりに座ったら、嫌です。
これらをやりたくない男性は、女性の職場には向いていません。

視覚的な清潔感

  • 無表情ではなく笑顔で
  • 髪の毛を整える
  • ヒゲは剃っておいた方が無難
  • 肌ケア
  • ハンドクリーム必須
  • 体毛はないほうがいい
  • 鼻毛・眉毛・胸毛等、仕事中に見える毛は処理

女性が直感的に苦手な男性にならないことが目的です。
髪の毛はワックスをつけて整え、髪の毛以外の毛は処理しておいた方が無難です。無表情で話す男性は僕でも怖いです。逆にニコニコしていたら、敵意がないことがわかって安心できます。

嗅覚的な清潔感

体臭、口臭、発汗のケアです。

  • 定期的に運動する
  • 歯磨きは各食後にきちんと行う
  • 香水を使う
  • 制汗剤を使う
  • ハンカチを使う

体臭・口臭・発汗臭は、全て血液の脂肪分が影響しているので、ダイエットをすれば体臭のコントロールができます。
また、これらに対してケアをしていることが大事です。
香水や制汗剤は匂いがきつくないものが好ましいですが、使わないよりは使った方がマシです。

僕は、毎朝シャワーを浴びて、寝癖を直しつつ、顔も洗いつつ、体を洗います。

男性である自分は少数派だと思わない

次は考え方です。

自分は少数派だと思わないほうが楽

対象者に必要なサービスを届けることが仕事なので、サービスの受け手にとって重要なのは必要なサービスが届ているか否かです。
ぶっちゃけサービスの提供者の性別なんて関係ないし、サービスの提供者の男女比もあまり関係ないです。
でもなんで少数派だと思ってしまうのでしょうか。男性である自分は少数派だと思ってしまう理由をつぶします

同性である男性は、女性よりも自分のことを理解してくれるであろうという幻想をつぶす

なぜ男性が少ない職場であれば、自分自身が少数派であることを気にするのでしょうか。
それは、自分自身と同じ立場を理解してくれる人が少ないと直感するからだと思います。
しかし、男性は同僚の男性を必ず理解しているか、必ず理解してくれるか、は嘘だと思います。

  • 男性同士の職場で男性同士で仲がいいかというとそうでもない
  • 相手の立場を考えられることに男女は関係ない
  • 相手の立場を考えられないことにも男女は関係ない

相手の置かれた立場を考えられる人がいるかどうかがあなたが働きやすいかどうかにおいて大事です。これに性別は関係ないです。
相手の置かれた立場を考えられる人が職場にたくさんいるなら仕事がしやすいし、いないなら働きにくい、それだけです。
自分の置かれた立場と似た立場の男性が、自分のことを理解してくれるかどうかはわかりません。
本当に自分が安心して働けるかというのは、相手の立場を考えれる人がいるかどうかが重要なのであって、これに男女は関係ありません。

男女差別をする職場は論外

実際に少数派だからといって、ぞんざいに扱われている場合は、論外です。
こういうときは、「自分が男性だからこういう扱いをされている」ではなく、「職場が狂ってるからこういう扱いをされている」と解釈しましょう。

  • 女性だけにお菓子を配る職場
  • 女性にコピーを任せる職場
  • 男性に力仕事を任せる職場

あげたらきりがありません。差別というのは、権利を奪う行為ですので基本的にあってはならないのですが、実際には差別なのかそうなのかは難しいです。
結局、その職場で働き続けるか、転職するか、です。

男性も女性もなくフラットに接する

前項に引き続いているようで、ちょっと違います。

男性が少ない女性の職場に男性職員が複数いる場合、安易に話し相手がいると思う人が多いです。
しかし、そんな簡単に男性同士で仲良くなれません。

お互いが仲良くしたいと思って初めて仲良くできます。

もし、先輩の男性が後輩の男性にマウンティングを仕掛けたら、女性の職場の中で男性同士の上下関係が築かれてしまい、後輩にとってはとても窮屈になります。
昔は、舎弟だから、後輩だからとかばうよな一面もあったと思います。しかし現在は、マウンティングする人自体が論外な世の中なので、男性が少ない職場であっても、マウンティングする人には近づかないほうがいいです。

まとめ

  • 仕事ができる人になる
  • コミュニケーションと清潔感を大事にする
  • 相手の立場を考えられない人には近づかない

これらが重要です。個人的な経験では、男女比と職場の生産性はあまり関係がなく、その構成要素の人がどんな人かで生産性がかわってくると思います。